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しんぎゅらりてぃ × べーしっくいんかむ

昨今、何かと話題の「AI(人工知能)」ですが、付随するキーワードが2つ。

 

「シンギュラリティ」と「ベーシックインカム」です。

どちらも、新しい言葉ではありません。

 

ただし、過去に語られた各々の言葉は、空想世界のものでした。

今回の記事では、空想世界から飛び出した2つのキーワードについて綴ります。

 

まさに「VR(仮想現実)」のような流れとなってきている2語。

まずは、簡単にキーワードの解説をWikipediaさんにお願いしましょう。

 

技術的特異点 - Wikipedia

技術的特異点は、汎用人工知能(en:artificial general intelligence AGI)、あるいは「強い人工知能」や人間の知能増幅が可能となったときに起こるとされている出来事であり、ひとたび優れた知性が創造された後、再帰的に更に優れた知性が創造され、人間の想像力が及ばない超越的な知性が誕生するという仮説である。 フューチャリストらによれば、特異点の後では科学技術の進歩を支配するのは、人類ではなく強い人工知能やポストヒューマンであり、従ってこれまでの人類の傾向に基づいた人類技術の進歩予測は通用しなくなると考えられている。

 

2045年、コンピュータと呼ばれた存在は人間の持つ知性を凌駕するというもの。

自律的に人工知能人工知能を開発し、人間の知性が及びもし無い知性の誕生。

現存する「仕事」は人工知能が代替し、効率的で効果的な仕事が可能となる。

 

 

ベーシックインカム - Wikipedia

国民の最低限度の生活を保障するため、国民一人一人に現金を給付するという政策構想。生存権保証のための現金給付政策は、生活保護や失業保険の一部扶助、医療扶助、子育て養育給付などのかたちですでに多くの国で実施されているが、ベーシックインカムでは、これら個別対策的な保証ではなく包括的な国民生活の最低限度の収入(ベーシック・インカム)を補償することを目的とする。
包括的な現物給付の場合は配給制度であり、国民全員に無償で現金を給付するイメージから共産主義社会主義的と批判されることがあるが、ベーシックインカム自由主義・資本主義経済で行うことを前提にしている。

 

一人一人が、労働という仕事による対価を得なくても生活が可能となる社会。

生活保護などの個別対策的な給付ではなく、平等に配られる生存の対価。

 

私の考え方は、先にベーシックインカムの仮制度を導入すべきというものです。

理由は、制度が後手になると碌な事にならないという歴史にあります。

黒船襲来によって、強制的に制度が書き換えられ生活が変わった時、全体として見れば効率的で知性的で、とても合理的な方向へ進んだと思われます。

しかし、その裏で確実に泣いた人々が存在しているはずなのです。

 

これは、ベーシックインカムの掲げる理想とは対極にある現実です。

つまり、理念を掲げて導入する為に、理念に沿わない実績があると、世論的にも導入には時間がかかってしまう事になるのです。

その為にも、黒船襲来の前に、簡易版でも軽量版でも良いのでベーシックインカムは実装すべき制度だと言えます。

 

さて、この「黒船襲来」とは。

過去の日本では、1853年7月8日に浦賀沖に来航したアメリカはペリー率いる「アメリカ海軍東インド艦隊」を指すでしょう。

それは、ただの訪問ではなく、まさに襲来と言え、日本という国にとって歴史的にも大きな事件となりました。

 

次に来る黒船は、このシンギュラリティであると考えられます。

自身が技術屋の末席に座している為、感覚は薄いですが日本の技術力というのは低下の一途を辿っています。

更に日本社会は、成熟した後の腐敗フェーズに入っていると考えます。

現時点で日本社会を見ている人なら分かると思いますが、昨今は表面的なモノマネ芸人的な経営者や政治家しか居ません。

アメリカ社会の中でも経営者や政治家にとって都合の良い部分だけど摘み食いしているだけです。

 

そんな中に、諸外国でシンギュラリティが発現した場合、日本社会は一気に失業者で溢れかえります。

そして、経営者や政治家は自らのポジションを必死に守り抜こうとします。

しかし、人工知能が社会に迎合されれば、真っ先に無用になるのは彼らです。

そんな彼らが、次に手を伸ばすのは「ベーシックインカム」でしょう。

 

こうして、まともな体勢も整わないうちに、済し崩しに導入された制度は、本来の理念を欠片も実現しないまま、一定期間は一部の人間の為だけの制度として運用されます。

それも僅かな期間であり、人工知能によって最適化された社会においては、彼らの悪巧みも平等に均されていき、気付けばシンギュラリティによるベーシックインカム導入が成立しているのだと考えます。

 

ここで、重要なのは流れではなく、その時間軸です。

シンギュラリティは、2045年に到達するだろうと言われています。

ただし、これは劇的な変化を伴いません。

先に述べた黒船は、大型戦艦ではありません。

マイクロサービスなどの小さな小さな小舟が大量に流来”している”のです。

 

既に、次の黒船襲来は始まっています。

徐々に仕事は減っています。

 

いきなり、ある日に突然「タクシードライバ」が消える事なんて有りえません。

徐々に求人が減り引退者が増え、自動タクシーが話題になり気付けば廃業です。

その他の仕事も同じです。

 

他方で私が繰り返し言う言葉ですが

「言葉に流されるな、言葉は正しく使え、言葉より真実を捉えろ」

 

「シンギュラリティ」「ベーシックインカム

どちらも、耳慣れずインパクトのある言葉です。

その説明内容や概要も、とてもインパクトがあります。

 

しかし、現実にインパクトはありません。

ジワジワと真綿で首を締めるかのように、小さな黒船は既に流来しているのです。

 

1853年に襲来した黒船の裏で、失業し、生活に困り、泣いた人々が居ました。

これを読んでくれたアナタが、小さな黒船に泣かされる日が来ない事を祈ります。